令和元年11月28日に、船橋市議会「令和元年第3回定例会」で一般質問を行いました。
一般質問も今回で3回目となり、心に少しですがゆとりが出てきましたが、議会に送り出して頂いた感謝と責任を忘れることなく臨んでいく所存です。
さて、2項目にわたり質問したうちのひとつ、「災害時における学校の対応」に関する答弁についてご紹介します。
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【林としのり一般質問と市の回答】

1.台風15号における小・中学校の登校に関する対応について

本市においても多くの被害をもたらした台風15号は、9月9日の月曜日に上陸しました。
土日を空けての平日だったため、多くの学校で登校に関する混乱が生じております。
今回、小・中学校の登校に関して本市で一律の対応ではなく各校ごとの判断となったため、自主登校の学校もあれば、登校時間を遅らせる学校もあるなど、バラバラになっておりました。

〔質問〕

Q. 台風15号における市内の小中学校の登校に対して、何を基準としてどの様な対応だったのか。
〔答弁〕
学校教育部長:
『市全体での基準は定めていないが、災害時における休校や登下校時間の変更については、基本的には学校長が児童、生徒、地域等の実情を考慮し判断している。その際、可能なかぎり、中学校区を主とした近隣の学校間で相談しながら対応している。』


2.台風被害下における教員の対応や配置について
今回の対応は、多くの面で問題が発生したと思われます。
まず、想定以上の被害が出ていたことから、
・本当に登校させても問題ないのか?
・電車が走っていないため、教員が来ているのか?
・登校させても授業が行われるのか?
・通学路の安全確保が出来ているか?
など、保護者では判断出来ない状況であったということ。
これは実際、私の元にも、多くの保護者からこうしたお話を受けております。「学校へメールで連絡をしても回答が返ってこない」といったお話も頂いております。

〔質問〕
Q.今回の台風被害において、電車が走っていない中で教員の対応や配置はどのようになっていたのか。
〔答弁〕
学校教育部長:
『交通機関の乱れにより、出勤時間に間に合わなかった教員が、各学校にいたと聞いている。そのような場合、各学校で校長が、出勤できた教員で役割分担をし子どもへの対応をした。』

3.今回の台風災害時における問題点
交通機関の乱れによる影響はとても大きかったと思われます。
本来であれば全教員が揃った状態で対応に臨むのが望ましいところですが、現実的に厳しい状態でした。出勤時間に間に合わない教員の心情としては、気持ちの面で焦りなどがあり、事故などの危険性も上がってしまうのではないかと私は感じます。
また、今回の台風で言えば、家屋の一部倒壊や半壊、倒木などもあり、例え台風が去った後でも通学路が安全になっているのかも確認できないまま、登校の判断を保護者にさせなければならない状態でありました。
とはいえ、停電により固定電話やメールでの連絡が出来ないことも想定されますし、対応できたとしても教員の人数が足りず大きな負担となっていたのではないかとも思われます。 (実際、私の娘が通う幼稚園では、電信柱が倒れたことによる停電の影響で、固定電話やパソコンが使えなくなってしまったので携帯電話で休園の連絡が入りました。)
1,000名を超える小学校も市内に何校かありますので、実際休校を緊急に決めたとしても、予定時間に連絡が出来ないのではないでしょうか?

〔質問〕
Q.本市教育委員会として台風災害時の対応を振り返り、どの様な問題点が見えてきたのか伺いたい。
〔答弁〕
学校教育部長:
『学校と保護者との緊急連絡としては、メールによる配信が有効な手段として行ってきたが、今回メール配信障害が発生したことにより、保護者への連絡に時間を要するという問題が発生した。今後、保護者への連絡方法については、さまざまな方法により対応を考えていく。また、今回は朝の判断となり、校長間の相談がうまくできず対応が難しかったのではないかと思う。』

4.ガイドライン策定の意向について
千葉市においては「学校総合防災マニュアル」のガイドラインをもとに判断が一元化・明確化、学校現場と教育委員会との連携が記載されております。本市もこのようなマニュアルがあれば、台風対応でとても有効であったのではないでしょうか。

〔質問〕
Q.本市も千葉市のように生徒、本市で働く教員の為にもこのような災害時のガイドライン制定をしてあらゆる災害に備える必要があると考えるが、本市の考えはどうか。
〔答弁〕
学校教育部長:
『今回のような台風及び風水害への対応について、児童生徒及び教員の安全を確保し、被害の防止と軽減を図るためのガイドラインを策定してまいりたい。』


昨今の災害を考えてみましても、ニュースでは「過去最大の記録が更新された」「何十年に一度あるかないか」などの表現がなされており、過去の予測を超える災害が、今後も毎年のように起きるのではないかと考えされられます。
私は防災対策とは、ありとあらゆる災害を想定し、その時にどのように動いていくのか、しっかりとしたシミュレーションの基、対策を立てていくことが不可欠であり、それを伝え理解してもらい、そこから波及させ、共感の輪を広めていく事が大切であると考えます。
それにはまず、現状の分析をしっかりと行い、不足と感じれば他市の動向を検証しながら取り入れていく必要があります。
ガイドライン策定には時間がかかると思われますが、来年の台風シーズンまでには「台風災害時における登校のマニュアル」を完成させ、それを基に判断できる環境を作っていただければと期待しています。
私も、船橋市議会総務委員会の危機管理課担当として、船橋市の取り組みを後押しできるよう、活動に取り組んでまいります!


〔令和元年第3回定例会 一般質問(2019.11.28)〕
林 利憲
1. 災害時における学校の対応について
2. 選挙開票作業中における災害対応について
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