令和2年5月28日に、船橋市議会「令和2年第2回定例会」で一般質問を行いました。
今回3項目にわたり質問したうちのひとつ、「今後の本市主催事業における方向性」に関する答弁についてご紹介します。

【林としのり一般質問と市の回答】
1.船橋市主催事業の開催見通しについて
船橋市では、保育園の登園自粛の期間を5月末から6月末まで延長しました。緊急事態宣言を解除した後も、安全第一でこのような判断をされたものと思われます。
また、4月の段階で、市主催の事業においても8月末まで原則中止を決定しております。
今後どうなるのか全く予想がつかない状況ではありますが、8月末以降に予定されている本市主催の大きな事業として、9月恒例の敬老会が挙げられます。
今回の新型コロナウイルスに関しては、基礎疾患のある方やシニア世代の方が重篤化しやすいと報道がなされています。他県の自治体においては、市主催の事業を9月末まで中止あるいは延期にする例や、感染リスク・感染拡大の危険性から今年度の敬老会を中止決定した自治体も見られます。
今年度、本市で敬老事業対象となる延べ人数は約7万5千人以上にも登り、それに関わる各町会、自治会、ボランティア、各種団体の方を更に積み上げていくと、かなりの数の人が各地域の会場に集まることになります。
3蜜を避けることが重要となっている中においても、例年通りのやり方ではかなり厳しいと感じます。そこで以下のような質問を行いました。
〔質問〕
Q 多くの高齢者が集まる敬老会について、どのような検討をしているのか。
〔答弁〕
企画財政部長:
『今回のイベント等の中止については、8月末までに実施予定のものは原則中止とするほか、9月以降の開催であってもそれ以前より事前準備が必要となる行事等については、感染拡大のリスクを避けるため原則として中止をする方向性で、現在、市全体としての整理を行っているところである。
このため敬老会についても、その準備段階から人と人との接触する機会が多い行事であることから、今年度については中止とする予定としている。』
上記回答のとおり、中止の方向とのことです。
正直、開催して通常通りお祝いをしたいという思いは、皆さん一緒だと思います。
せめて、77歳、88歳、99歳、100歳以上の方への敬老記念品については、例年のやり方にとらわれることなく、密にならない形で届けることが出来ればと願っております。
〔追記〕
この一般質問後に、「敬老行事交付金事業」の中止が正式決定されました。
そして、敬老記念品に関しまして、現金による口座振り込み対応となりました。
記念品ではなく振り込みではありましたが、無事にお渡しできることが決まり大変安心いたしました。
詳細につきましては、以下リンク先からご参照ください。
https://www.city.funabashi.lg.jp/kenkou/koureisha/004/p001750.html
2.中止・延期となった事業費の活用について
本年度においては中止や延期が見込まれる行事が多々あると思われます。
こうした(中止・延期が見込まれる)事業費は、おおよそいくらになるのか事前に聞き取り調査をいたしましたところ、「今後、時間をおいて開催できるものを選別途中であり、現時点ではまだどのくらいの金額になるのか算出まで出来ていない」と回答をいただきました。
私は今回のコロナウイルス問題には、スピード感をもって対応していく事が最も効果的であると考えます。不用となる財源が生まれるのであれば、それを別の事業に回せる可能性も広がるでしょうし、思い切った決断が今後必要になってくると思われます。
また、新型コロナウイルスの影響によって税収の落ち込みがどの程度の規模になるのかという点に関しましても、企業決算の猶予が設けられることでなかなか見えてきません。実体経済の影響や統計も上がってきていない状況が、現状としてあります。
ただ、これらの結果を待っているばかりでは、今まさに危機的状況にさらされている事業所を救うには機を逸してしまいます。そこで、こうした事業費を別の支援策へ活用する見通しが考えられているのかを伺いました。
〔質問〕
Q 新型コロナウイルス感染防止に起因して、本年度、中止・延期となった事業については、その不用となった事業費を別の支援策に回すことが出来ると考える。そのように新たな市民生活維持のための支援策を打ち出していくことも必要と考えるがいかがか。
〔答弁〕
企画財政部長:
『新型コロナウイルス感染防止により、8月末までのイベント等を原則中止としたことにより不用となる財源については、現在、各所管課と確認を進めているところである。中止したことにより生じた財源の活用については、国の第2次補正予算の内容や、その必要となる財源を見極め、また、市が単独で行うべき事業がないかなど検討し、必要な支援にはしっかりと対応して参りたいと考えている。』
今後の本市事業についてですが、決断が早ければ早いほど予算を確保でき、必要な事業を新たに展開することが出来ます。
厳しい判断にはなると思いますが、まずは市民の生活維持のための支援を優先的に取り入れて欲しいと思います。
市民生活を一変させた今回の新型コロナウイルス問題。
効果的なワクチンが見つかるまで、長い戦いになると思われます。早期の完全終息を願いつつ、引き続きこの問題に関して取り組んでまいります。
〔令和2年第2回定例会 一般質問(2020.5.28)〕
林 利憲
1. 新型コロナウイルス感染症問題における避難場所対策について
2. 新型コロナウイルス感染症に対する本市の経済対策について
3. 今後の本市主催事業における方向性について
⇒本会議録画配信はこちら
https://funabashi.gijiroku.com/g08_Video_View_s.asp?kaigi=46&NitteiID=1581&SrchID=4842
今回3項目にわたり質問したうちのひとつ、「今後の本市主催事業における方向性」に関する答弁についてご紹介します。

【林としのり一般質問と市の回答】
1.船橋市主催事業の開催見通しについて
船橋市では、保育園の登園自粛の期間を5月末から6月末まで延長しました。緊急事態宣言を解除した後も、安全第一でこのような判断をされたものと思われます。
また、4月の段階で、市主催の事業においても8月末まで原則中止を決定しております。
今後どうなるのか全く予想がつかない状況ではありますが、8月末以降に予定されている本市主催の大きな事業として、9月恒例の敬老会が挙げられます。
今回の新型コロナウイルスに関しては、基礎疾患のある方やシニア世代の方が重篤化しやすいと報道がなされています。他県の自治体においては、市主催の事業を9月末まで中止あるいは延期にする例や、感染リスク・感染拡大の危険性から今年度の敬老会を中止決定した自治体も見られます。
今年度、本市で敬老事業対象となる延べ人数は約7万5千人以上にも登り、それに関わる各町会、自治会、ボランティア、各種団体の方を更に積み上げていくと、かなりの数の人が各地域の会場に集まることになります。
3蜜を避けることが重要となっている中においても、例年通りのやり方ではかなり厳しいと感じます。そこで以下のような質問を行いました。
〔質問〕
Q 多くの高齢者が集まる敬老会について、どのような検討をしているのか。
〔答弁〕
企画財政部長:
『今回のイベント等の中止については、8月末までに実施予定のものは原則中止とするほか、9月以降の開催であってもそれ以前より事前準備が必要となる行事等については、感染拡大のリスクを避けるため原則として中止をする方向性で、現在、市全体としての整理を行っているところである。
このため敬老会についても、その準備段階から人と人との接触する機会が多い行事であることから、今年度については中止とする予定としている。』
上記回答のとおり、中止の方向とのことです。
正直、開催して通常通りお祝いをしたいという思いは、皆さん一緒だと思います。
せめて、77歳、88歳、99歳、100歳以上の方への敬老記念品については、例年のやり方にとらわれることなく、密にならない形で届けることが出来ればと願っております。
〔追記〕
この一般質問後に、「敬老行事交付金事業」の中止が正式決定されました。
そして、敬老記念品に関しまして、現金による口座振り込み対応となりました。
記念品ではなく振り込みではありましたが、無事にお渡しできることが決まり大変安心いたしました。
詳細につきましては、以下リンク先からご参照ください。
https://www.city.funabashi.lg.jp/kenkou/koureisha/004/p001750.html
2.中止・延期となった事業費の活用について
本年度においては中止や延期が見込まれる行事が多々あると思われます。
こうした(中止・延期が見込まれる)事業費は、おおよそいくらになるのか事前に聞き取り調査をいたしましたところ、「今後、時間をおいて開催できるものを選別途中であり、現時点ではまだどのくらいの金額になるのか算出まで出来ていない」と回答をいただきました。
私は今回のコロナウイルス問題には、スピード感をもって対応していく事が最も効果的であると考えます。不用となる財源が生まれるのであれば、それを別の事業に回せる可能性も広がるでしょうし、思い切った決断が今後必要になってくると思われます。
また、新型コロナウイルスの影響によって税収の落ち込みがどの程度の規模になるのかという点に関しましても、企業決算の猶予が設けられることでなかなか見えてきません。実体経済の影響や統計も上がってきていない状況が、現状としてあります。
ただ、これらの結果を待っているばかりでは、今まさに危機的状況にさらされている事業所を救うには機を逸してしまいます。そこで、こうした事業費を別の支援策へ活用する見通しが考えられているのかを伺いました。
〔質問〕
Q 新型コロナウイルス感染防止に起因して、本年度、中止・延期となった事業については、その不用となった事業費を別の支援策に回すことが出来ると考える。そのように新たな市民生活維持のための支援策を打ち出していくことも必要と考えるがいかがか。
〔答弁〕
企画財政部長:
『新型コロナウイルス感染防止により、8月末までのイベント等を原則中止としたことにより不用となる財源については、現在、各所管課と確認を進めているところである。中止したことにより生じた財源の活用については、国の第2次補正予算の内容や、その必要となる財源を見極め、また、市が単独で行うべき事業がないかなど検討し、必要な支援にはしっかりと対応して参りたいと考えている。』
今後の本市事業についてですが、決断が早ければ早いほど予算を確保でき、必要な事業を新たに展開することが出来ます。
厳しい判断にはなると思いますが、まずは市民の生活維持のための支援を優先的に取り入れて欲しいと思います。
市民生活を一変させた今回の新型コロナウイルス問題。
効果的なワクチンが見つかるまで、長い戦いになると思われます。早期の完全終息を願いつつ、引き続きこの問題に関して取り組んでまいります。
〔令和2年第2回定例会 一般質問(2020.5.28)〕
林 利憲
1. 新型コロナウイルス感染症問題における避難場所対策について
2. 新型コロナウイルス感染症に対する本市の経済対策について
3. 今後の本市主催事業における方向性について
⇒本会議録画配信はこちら
https://funabashi.gijiroku.com/g08_Video_View_s.asp?kaigi=46&NitteiID=1581&SrchID=4842
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