さる6月21日、東京都の緊急事態宣言が解除されたことに伴いまして、薬円台連合町会の各町会長の皆様と一緒に要望書を提出してまいりました。
この問題は、完全に空き地になってから15年近くになろうとしている薬円台地区の懸案事項であります。私も議員に立候補するにあたり、この問題について地元の人間として声を上げさせていただき取り組んでまいりました。
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この問題につきましては、何度かブログにて報告させていただきましたが、改めて経緯などをまとめたいと思います。
なぜ15年近く完全空き地となってしまったのかと申しますと、国家公務員薬円台住宅跡地の土地の地下に埋設されている所有者不明の雨水の配管が、船橋市の所管する道路と、千葉県が所管する薬円台高校から来ており、その配管を切り替える必要があるため対応が後手に回っていたという背景があります。さらに、国家公務員薬円台住宅跡地を所管する財務省の土地から隣の自衛隊官舎の土地(防衛省所管)にも配管工事をしなくてはなりません。

<船橋市の動き>
そうした中、船橋市で令和元年8月23日から「薬円台5丁目地区排水整備工事」として切り替え工事が行われ、令和2年3月19日に完了しました。

<千葉県の動き>
千葉県の動きとしては、調査をしましたところ、雨水排水基本設計が令和3年3月12日に完了しており、実施計画が令和3年度に予定されておりました。工事の着工については、令和4年度に行う予定であることもわかりました。


これらの現状を薬円台連合町会長に報告させていただき、地元として早期の解決をお願いする要望書を提出してまいりました。
まず、以前からこの問題について相談させていただいた衆議院議員 木村哲也代議士に要望書を提出し、地元の現状についてお話させていただきました。その後、会場を移して、財務省の担当の方と現状についてお話しさせていただき、改めて国へ要望書を提出いたしました。
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財務省での話し合いを通して決まったことが何点かありますので、ご報告いたします。
1.地元からの要望として植え込みなどが街灯を隠してしまっていることがありましたのでこの様な事がないように管理していく。
2.2019年起きた台風の影響により公務員薬円台住宅跡地から防水シートが落下して道路に散乱したことから、再度防水シートの状況を早期に確認する。
3.地元の人が知らない間にいきなり高層マンションなどの開発が行われないようにする。
4.問題解決にむけ、千葉県の動きを待たずに取り組んでいく。
以上4点を確認させていただきました。
さらに、令和4年度中に自衛隊官舎へ配管切り替え工事を行う予定であることや、今後の動きとして、財務省が主体となって国家公務員薬円台住宅跡地の地下調査を行っていく事が分かりました。
所有者不明の雨水配管が流れていた土地でありますので、しっかりと調査をして頂きたいと考えています。

長くはなりましたが、この跡地問題についてのゴールが少しずつ見えてきました。
引き続き取り組んでいきたいと考えています。
また、跡地利用につきましてはしっかりと地元のご意見を聞いて、何がベストでありベターなのかをしっかり考えて声を上げていきたと考えています。