令和3年12月1日に、船橋市議会「令和3年第4回定例会」で一般質問をさせていただきました。①自殺対策について、②SNS相談について、③普通建設事業についての3つのテーマの中から、今回はSNSに関する答弁をご紹介します。

blog2021.12-2

【林としのり一般質問と市の回答】

船橋市におけるSNS相談の実績は、令和3年度4月~9月末までの半年間で、相談対応件数が1,700件を超えており、その半数以上で相談成立となっています。
この内訳を職業別に見てみると、2割近くが「学生」であるというデータが確認できました。
今回質問するにあたり、事前の聞き取りの中で『昨今のコロナ禍の中、本市としてどのように考えているのか?』と伺ったのですが、その中で「令和2年度の児童生徒の自殺者数について、全国あわせて499人にものぼっており危機感を持っている」という話を耳にいたしました。

全国児童生徒自殺者推移表
上表/文部科学省資料「コロナ禍における児童生徒の自殺等に関する現状について(令和3年5月7日)」より
https://www.mext.go.jp/content/20210507-000014796-mxt_jidou02_006.pdf


この状況を踏まえますと、学校現場におけるしっかりとした相談窓口の案内が絶対的に必要となってきます。一方で、近年ますますオンライン化が進み、より児童生徒の心の部分が見えなくなってきている中で、いかに心を開いてもらえるのか?という問題であったり、また、コロナ禍ではマスク着用により表情が読み取りにくくなっている状況が、学校現場において更に問題を難しくしている要因となっているのではないかと考えます。
「いかに既存の相談窓口に繋げることが出来るか?」という点に立ち返り、まずやるべきこととしてしっかりとした周知が必要になるのではないでしょうか。
そこで、こちらの質問を行いました。

〔質問〕
Q. 昨今のコロナ禍の中で、児童生徒の影響を考えた中でのSNS相談等の相談窓口の活用・周知について本市の取り組みを伺いたい。

〔答弁〕
学校教育部長:
『昨今のコロナ禍が子どもたちに与えた影響は、未だ計り知れないものがございます。特に児童生徒の自殺者数が増加していることは大変深刻な問題であり、対策を講じることは急務であると認識しております。
教育委員会としましては、子どもたちが、悩みを一人で抱え込むことなく、必要な時はいつでも、誰かに何らかの形で相談できるよう、これまでも県教育委員会が作成したリーフレットや各種機関が作成しているカードを配布し、相談窓口の周知を図ってまいりました。また、昨年9月から、児童生徒の一人一台端末に、相談窓口を一覧にした「そうだんしてね」と銘打ったアイコンを作成し、悩み事や困ったことがあった場合には、ワンクリックで相談窓口が確認できるようにしてあります。』

とのことでした。
児童生徒の一人一台端末上に、相談窓口を一覧にしたアイコンを作成して新たな周知を図ったことに関してはとても評価できますし、令和4年度から一人一台端末が持ち帰られるようになれば有効性はさらに上がるものと考えます。

オンライン化が今後益々進んでいくことは、これからの時代において必然であると思います。
しかし、その中で新たな問題が生じ始めているわけで、しかも従来に比べてより見えづらく、把握がより難しいことになると考えます。市として「今出来ること」を考え、着手していただくことをお願いいたしました。
今後も本件に関しましては状況を注視し、引き続き市の取り組み進捗を伺っていくことといたします。


〔令和3年第4回定例会 一般質問(2021.12.1)〕 
林 利憲 
1.自殺対策について
2.SNS相談について
3.普通建設事業について

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